12年間も英語を学んだのに、なぜ話せるようにならないのか?
- つくキッズ英会話運営チーム
- Jun 26
- 4 min read
はじめまして。つくキッズ英会話運営チームです。今回は、私たちがなぜこの英会話スクールを立ち上げたのか、その理由を率直にお伝えします。
■ 英語を“学ぶ”時代は、もう終わりました。
少し挑戦的に聞こえるかもしれませんが、私たちはこう断言します。
これまで日本の英会話教室で、英語を本当に話せるようになった子どもは――ひとりもいません。
何年も通って英検を取得したりTOEICで高得点を取得しても、自己紹介と単語のやり取りが限界。それが、これまでの英語教育の実態です。「通わせている」という安心感はあっても、「話せるようになる」という本質的な結果が伴っていないのです。
■ 私たちが定義する「英語を話せる」とは
私たちの考える“話せる”とは、次のような状態です。
英語で即興の議論ができる
相手の背景や文化を理解した上で、自分の考えを明確に伝えられる
論理的に構成し、必要に応じて問い返し、説得する力を英語で持っている
それは暗記でも、スクリプトでも、試験の点数でも測れるものではありません。そしてその意味で言えば、日本で育ち、日本の教育だけでこのレベルに達した人は、存在しません。
■ 英語を話せる人は、どういう人か?
英語を本当に話せる人には、明確な共通点があります。
幼少期から現地校に通ってきた帰国子女
バイリンガル環境で育ち、日常的に2言語を使ってきた第二言語習得者
たとえばソニー元会長・平井一夫さんのように、子ども時代から海外で過ごし、英語で生活し、英語でキャリアを築いてきた方
こうした方々は、「英語を学んだ」のではなく、英語で生きてきたのです。
■ 一方で、「話せるように見えて話せない」人も多い
近年、英語学習者として支持を集める教育者やYouTuberがいます。発音がきれいだったり、TEDのようなスクリプト型プレゼンをこなしたりする姿を見て、「話せる」と感じるかもしれません。
しかし私たちはこう考えています。彼らをネイティブのディスカッションの場に出したとき、本質が見える。
英語が出てこない、考えがまとまらない、議論が深まらない──つまり、言語だけでなく、思考そのものが訓練されていないのです。
用意された原稿を披露することと、その場でロジカルに構築し、相手と交わすことはまったく別の能力です。
■ 唯一の例外として挙げられるのが、Atsueigoさん
その中で、私たちが唯一「英語を話せる」と認めているのが、Atsueigoさんです。彼はオーストラリア在住の会計士で、現地で英語を使いこなしながら実務を行っている方です。
初期の動画を見ればわかる通り、アツさんは明らかに語学のセンスを持ち合わせています。そしてそれに加えて、膨大な努力・分析・継続的な訓練を重ねたことで、現在の高度な英語力を獲得しています。
私たちは彼に深い敬意を持っていますが、同時にこうも思っています。アツさんのような例は“例外中の例外”であり、誰にでも再現できる道ではないということです。
■ だからこそ、私たちは「再現可能な環境」を作る
英語のセンスがなくても、何千時間の努力をしなくても、自然と英語が身につく環境を、教育設計として提供したい。
それが、つくキッズ英会話の原点です。
私たちは、以下の3つの柱を軸にしたプログラムを構築しています。
● ネイティブ講師によるリアルな英語環境
英語は「音」から始まります。英語を母語とする講師による一貫した発話環境で、正しいリズムとイントネーションが無理なく身につきます。
● テクノロジー × 英語(STEM・AI・ロボット)
子どもたちは英語を「学ぶ」のではなく、「英語でテクノロジーに触れる」ことで言語が活性化します。プログラミングやロボットなど、興味を引く題材を英語で扱うことで、自然なアウトプットが生まれます。
● 探究とプレゼンテーションを通じた表現力の育成
私たちは、問いを立て、調べ、考え、自分の言葉で伝えるレッスンを大切にしています。子どもたちは、英語を使って自分の意見を持ち、それを論理的に表現する訓練を積み重ねます。
■ 私たちが目指すのは、「話せる」のその先。
英語をただ「話せる」ようになるだけで満足してはいけません。目指すべきは、英語で考え、つながり、未来をつくる力です。
私たちは、「英語で生きていける人間」を育てるスクールでありたいと考えています。
次回のブログでは、実際のカリキュラムやレッスンの内容についてご紹介します。どうぞご期待ください。
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